来福酒造株式会社

茨城県筑西市村田1626
酒蔵改革の急先鋒。旺盛なチャレンジャー精神が福を呼び込む縁起の良い酒「来福」

来福酒造は茨城県西部、名峰筑波山を間近に望む筑西市(旧真壁郡明野町)にあります。創業は1716年(享保元年)と約300年の歴史を誇り、現当主の藤村俊文さんが10代目にあたります。
藤村家はもともと近江(滋賀県)の出身で、江戸時代に急増した大消費地・江戸の日本酒需要を見越し、資本力のある近江商人が水運の盛んだった利根川流域で酒蔵経営に乗り出した近江店(おうみだな)の酒蔵です。
創業当時からの銘柄「来福」は、俳句の「福や来む 笑う上戸の門の松」から取られたもので、縁起の良いおめでたい酒名から、贈り物にもとても喜ばれます。
1996年に社長の藤村さんが蔵入りしてから、来福酒造は大きく変貌。自ら杜氏に就任し、東京農業大学で専攻していた酵母の研究に力を入れ、花酵母を使用した特定名称酒が来福の個性を引き立たせて、全国から注目を集めるようになります。
同様に高品質の酒米を求めて契約栽培をスタートさせ、茨城県では初の酒造好適米「ひたち錦」の試験醸造を担うなど、藤村さんの行動力とチャレンジ精神はとどまることを知りません。
日本酒製造のほかにも、全国2位の農業県・茨城の農産物を活用した焼酎やリキュール製造も手掛けたりと八面六臂の活躍ぶり。
「新たな可能性を信じ、挑戦し続けること。」藤村さんの信念は、酒の中にしっかりと息づいています。

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